ディズニークルーズでは、「ローテーションダイニング」と呼ばれる独特な食事のシステムがあります。各船に3つのテーマレストランがあり、すべてのディズニークルーズのゲストがそれぞれのレストランを楽しめるように、毎晩異なるレストランで食事ができるように設定されているのがローテーションダイニングです。 *英語では、”Rotational Dining”(ローテーショナル・ダイニング)と言われています。ここでは、日本語で呼ばれている、ローテーションダイニングの言葉で統一しています。
私たち家族も初めて「ローテーションダイニング」という言葉を聞いた時に、「どういうこと?」とすんなり理解ができませんでした。このシステムの予め理解しておくと、ディズニークルーズ旅行中にスムーズに楽しめると思います。
それでは今回は、この「ローテーションダイニング」について詳しく説明していきます。
ディズニークルーズライン(DCL)のレストランについて
先ずはディズニークルーズのレストランについて簡単に説明します。船中には、朝食と昼食時に利用できるビュッフェ形式のレストランが1つ、そして着席型のレストランが3つあります。また、クイックサービスと言ってハンバーガーやホットドッグなどが気軽に食べられる軽食スタンドがあります。①ビュッフェ、②ダイニング、③軽食はクルーズ料金に含まれており、オールインクルーシブの食べ放題となっています。

①ビュッフェレストラン
ビュッフェ形式のレストランは朝食と昼食に利用できます。ディズニー・マジック、ワンダー、ドリーム、ファンタジーにはビュッフェレストランの名前は「カバナ(Cabanas)」というビュッフェレストランがありますが、新しい船であるディズニー・ウィッシュとトレジャーでは「マーセリン・マーケット(Marceline Market)」

②着席型ダイニングレストラン:ローテーションダイニング
朝食、昼食、夕食時に利用できるレストランがあります。朝食と昼食は「オープンテーブル」方式で、営業時間内であれば空いているダイニングレストランを自由に利用できます。夕食時はローテーションダイニング制度が適用され、各自が指定されたレストランに行きます。

③クイックサービス
ディズニークルーズのクイックサービスとは、ファーストフードです。ピザやハンバーガー、フライドポテトの定番以外にもサンドウィッチやギリシャ料理のギロピタやサラダなどの軽食が取れるのがクイックサービスです。
ローテンションダイニングとは

「ローテーションダイニング」とは、着席型のダイニングレストランに適用されるシステムです。一方で、ビュッフェレストランやクイックサービスはクルーズ営業時間内であれば、いつでも、何回でも利用できます。*食べ過ぎ注意です!笑
ローテーションダイニングに対応しているレストランは3つです。大抵のクルーズが3泊から(2泊からのもあります)なので、ほとんどの場合は3種類のレストランで食事をすることが出来ます。それ以上の滞在の場合は、1つのレストランで2回、3回と行くことになります。
ローテーションダイニングの仕組み
グループ① 1日目:レストランA → 2日目:レストランB → 3日目: レストランC → 4日目:レストランA
グループ② 1日目:レストランB → 2日目:レストランC → 3日目: レストランA → 4日目:レストランB
グループ③ 1日目:レストランC → 2日目:レストランA → 3日目: レストランB → 4日目:レストランC
同じレストランで飽きないかな?と思いませんか? 大丈夫です! メニューは毎回変わります。同じレストランに2回目にきてもメニューが異なるし、その日によってレストランの雰囲気やテーマも変わるので余程ディズニークルーズに何回も乗っていない限り、飽きることはないと思います。
ディナーで行くレストランは決められているので、「ここのレストランでまた食事をしたいのに、一回しか行けない、残念!」と思ったりしますよね。そういう時は、是非ランチで空いている時に行ってみてください。ランチの時間はショーなどはありませんが、前菜からデザートまでのディナーで食べるようなメニューです。ランチとディナーが同じメニューということはないのです。これが、またディズニークルーズのいいところだなと思います。
お腹が空いていない時やファーストフードで夕飯を済ませたい時などはもちろん行かなくても大丈夫です。

担当サーバー
ローテーションダイニング制度の魅力は、ディズニークルーズの乗船中、毎晩同じサーバーがディナーを担当してくれることです。つまり、サーバーさん達もも毎晩、担当のゲストと共に異なるレストランへ移動してくれるのです。初めの日に必ず食物アレルギーや食べ物の好き嫌いなどを聞いてくれます。ヘッドサーバー、サーバー、アシスタントサーバーとチームになっていて、皆さん、担当テーブルのゲストの毎晩同じサーバーさん達なので、好みの飲み物や食べ物などを覚えていてくれるんです!普段の旅行では体験できないような空間がディズニークルーズにはあります。
ローテーションダイニングのディナースケジュール
夕飯は夕方17:45からの第一部と20:00からの第2部との2部制になっています。ヨーロッパ発のディズニークルーズでは18時からと20:30からです。食事の時間はクルーズ出航60日前から予約できます。
その日に食事をするレストランはディズニークルーズのナビゲーションアプリから確認できます。また、担当サーバーさんからも、「明日はどこどこのレストランねー!」と声をかけてくれたりします。

どちらの時間帯でもその日に行われるショーを見逃すことはありません。例えば、ローテーションダイニング一部のゲストは食後にショーやイベントが行われ、第2部のゲストは食前にショーを見ることが出来ます。食事の時間帯は、それぞれの好みだと思います。第1部の方が人気はあるので、静かにゆっくりと食事をしたい場合は第2部の20時からの方がおすすめだとサーバーさんから聞きました。
ローテーションダイニング:1部と2部どっちがいい?
2つある時間帯。どちらの時間がいいのか、迷いますよね。それぞれの良い点をまとめてみました。

1部(ファーストダイニング)の利点

2部(セカンドダイニング)の利点
どちらを選んでも、ディズニークルーズの大きなイベントやショーは見逃すことのないようにスケジュールされているのでご安心を。初日にディズニークルーズのギフトショップが開く時間が船が洋上に出てからです。時間はその時の旅程によって変わってきますが、大体18時半ごろです。なので、どうしても限定品が欲しいなどの場合はローテーションダイニング、2部の方がいいかもしれません。
最終日の朝食もこのローテーションダイニングが適応されます。第1部は朝かなり早い時間に朝食レストランに集合です。第2部は1部の人が終了した後の時間になります。その時の旅程にもよりますが、前回私たちが乗船した時は、1部のグループは朝6:45に集合で、2部は8:15でした。下船後のスケジュール(飛行機の時間など)を考慮するのもローテーションダイニングの時間を決めるキーになるかもしれません。
ただ、ビュッフェが空いているので、時間がタイトな場合はダイニングに行かず、ビュッフェに行くのをお勧めします。
まとめ
ディズニークルーズのゲストがなるべく全てのレストランを利用できるようにローテーションダイニング。ゲストのことを考えているディズニー、さすがです! 初めての乗船の場合、まずどこのレストランが空いていて、どこに行っていいのか戸惑う人はとても多いです。すべて乗船後のアプリで確認できますので、アプリは必ず乗船前にインストールしておいてください。
ローテーションダイニング制度が使われているレストランは3つだけです。それだけ覚えておけば大丈夫!3つともテーマもインテリアも全く違うので、お気に入りのレストランがある場合は是非、朝食時や昼食時もそのレストランが空いているか常にアプリでチェックしましょう。
皆さんのディズニークルーズの旅を応援しています!ご質問は是非コメント欄に残してください。
素敵な旅になりますように。



