冬のパリ旅行記③家族で行くヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿の正面に立つルイ14世が馬にまたがる銅像
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パリ旅行2日目。いよいよ今回の旅のハイライト、ヴェルサイユ宮殿を訪れました!前回の旅行では時間がなく断念したため、今回は事前予約をバッチリ済ませ、家族みんなで準備万端です。それでは、ヴェルサイユ観光の一日を振り返ります!

この記事では、ヴェルサイユ宮殿の見どころや家族での訪問体験談をたくさんお届けしています!そして、記事の最後にはチケット情報や移動費用、防犯対策などの実用情報もまとめていますので、ぜひ最後までお楽しみください。

パリ冬の旅行記パート2は こちらから チェクしてください。

パリ市内のクリスマスイルミネーションで有名な通り、モンテーニュ通り

冬のパリ旅行記②:家族で訪れたルイヴィトンカフェ&モンテーニュ通り

パリ旅行記2では、初日の後半に訪れたスポットを紹介。セーヌ川沿いのヴィトンカフェでひと息ついた後、サントシャペルの美しいステンドグラスに感動し、最後はクリスマスイルミネーションが輝くモンテーニュ通りへ。パリの魅力が詰まった充実のひとときを綴ります!

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朝のスタートはヒルトンホテルの朝食から

旅行中は早起きを目指していたのですが、初日の疲れと夜更かしの影響で、結局7時過ぎに起床。朝8時頃、ホテルの朝食を楽しむことにしました。

沢山の美味しそうなクロワッサンが並べられたパリ・ヒルトンオペラの朝食レストラン

ヒルトンの会員特典を利用して、家族4人分の朝食が無料に!フランスならではのパンやジャムの種類が豊富で、どれも美味しく、見た目も華やか。特にクロワッサンのサクサク感とバターの香りは感動もの!

朝食後、次男を起こすのに苦労しましたが、最終的にはラウンジでクロワッサンを片手に出発準備完了!

パリからヴェルサイユ宮殿への行き方

優雅に聳え立つパリ市内の凱旋門

ヴェルサイユ宮殿へは、パリ市内から電車で約1時間、車で約40分(渋滞なしの場合)の距離です。今回も効率を重視してUberを利用しました。

途中、車窓から凱旋門を眺めることができました。前回の旅行では徒歩で訪れましたが、今回は映画のように車で凱旋門の周りを走り抜ける体験!これだけでも旅行気分が高まりました。

出発が予定より遅れ、10時半の入場予約に対して10時10分にホテルを出発。それでも11時過ぎには到着し、予約列に並ぶことができて一安心です。

Uber代(片道):€33*こちらのブログ記事に載せているウーバーの値段はチップ前の値段です。パリ観光の交通手段として参考になれば嬉しいです。

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿の正面に立つルイ14世が馬にまたがる銅像

Uberで宮殿の正面に到着。壮大な建物を目の前にして、しばらく、その美しさに浸りたかったのですが、予約時間に遅れていたため、急いで入口へ。

とはいえ、同じように遅れて到着している人もちらほら見かけたので、意外と大丈夫なようでした。

ヴェルサイユ宮殿見学でオーディオガイドの受け取りに並ぶ人たち

まずはセキュリティチェックを通過。音声ガイドを申し込んでいる場合はこのエリアで受け取るのですが、今回も私たちは「直感観光」を選択!音声ガイドがあれば展示品や歴史の背景をより深く理解できると分かっていながら、子どもたちと自分たちのペースで歩くスタイルを優先。

とはいえ、音声ガイドの便利さは間違いなく魅力的です。次回訪れるときは、もう少し子どもたちが成長して歴史に興味を持てるようになったタイミングで、一緒にガイドを聞きながら巡りたいなと思いました。

音声ガイドは必要?

私たちは、音声ガイドを借りず、自分たちのペースで自由に回るスタイルを選びました。ですが、正直なところ、音声ガイドがあった方が、展示物や歴史の背景をより深く理解できたと思います。

特にフランスの歴史に詳しくない場合は、訪問前に少し予習しておくと楽しさがぐっと増します!例えば、ルイ14世から16世までの王室メンバーや、宮殿建設に関わった主な人物の名前を覚えておくだけでも、展示を見る目が変わるはずです。恥ずかしながら、私はフランスの歴史を殆ど分からずに行ってしまい、大後悔です。フランスの歴史までいかなくても、ルイ14世から16世の家族や王に関わった主な人物の名前を頭に入れておくと、より楽しめると思います。私は途中からスマホで調べながら進んでいました。次回はもっと準備をして臨みたいと思いました。

ヴェルサイユ宮殿の中にあるルイ14世の銅像

ヴェルサイユ宮殿とは

ヴェルサイユ宮殿は、1661年にフランス王ルイ14世が建設を始めた壮麗な宮殿で、フランスの「絶対王政」を象徴する歴史的な建築物です。ルイ14世からルイ16世までの王とその家族が暮らしていただけでなく、貴族や召使い、職人など約4000人もの人々がこの場所で生活していたそうです。同じ敷地内でこれだけの人々が暮らしていたことを想像すると、驚きとともにそのスケールの大きさを実感します。

ヴェルサイユ宮殿や離宮、ガーデンなどが載っている地図

ヴェルサイユ宮殿の構成と地図

ヴェルサイユ宮殿は以下の3つの主要なエリアで構成されています:

  • ヴェルサイユ宮殿– 王室が生活していた豪華絢爛な建物。多くの観光客が訪れるメインエリアです。
  • 庭園(Garden) – 広大な敷地に美しく手入れされた庭園が広がり、噴水や彫刻が点在しています。
  • 離宮・トリアノン(Trianon) –王や王妃がプライベートな時間を過ごすために利用された別宅エリア。
ヴェルサイユ宮殿内の階段をのぼる観光客たち

まずはメインの宮殿エリアからスタート。訪れたのは11月末の火曜日でしたが、すでにたくさんの観光客で賑わっており、長い行列に並ぶことに。建物の中は混雑しているので、とても暑い!外が寒かったので、厚めのヒートテックのインナーを着てきたのですが、大後悔。脱ぎ着しやすい重ね着スタイルがおすすめです。

宮殿内は二階建てで、見学ルートは一方通行になっているため迷う心配はありません。ただ、混雑の中で展示をじっくり見るのは難しい場面も。各部屋には英語とフランス語の説明があるので読むことはできますが、人が多すぎて近づけないこともありました。

ヴェルサイユ宮殿での見どころ

金と白が調和された豪華なヴェルサイユ宮殿内の礼拝堂

ロイヤルチャペル(王室礼拝堂)

ルイ16世とマリー・アントワネットが結婚式を挙げた特別な場所です。

白と金が見事に調和し、目の前のパイプオルガンと豪華な天井画には圧巻です。中に入ることはできませんが、上の階から中を覗くことができます。こういう場所ですと、一番前に来るまで並ぶので、またまた並んでいる間が暑い!

パリでは映える場所にはたくさんのインフルエンサーさん達が来るようで、彼女達が何ポーズも決めているのをうちの子供達は待っていられず。早く次の部屋に行こう!ということで、映える部屋は短時間滞在。笑

大きな絵画が正面にあり、立派な天井画が目に入るヴェルサイユ宮殿内ヘラクレスの間

ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)

ロイヤルチャペルが完成する前に礼拝堂として使われていた部屋です。部屋に入った瞬間、大きな絵画「パリサイ人シモン家の晩餐」が目を引きます。そして、天井を見上げると「ヘラクレスの神格化」という絵が。なんと142人もの人物が描かれているそうです。まだ宮殿内の最初のあたりなのに、見入ってしまいます。

何枚もの鏡が両側に貼ってあり、金で装飾された部屋と幾つものシャンデリアが飾られた豪華なヴェルサイユ宮殿・鏡の間

鏡の回廊(鏡の間)

ヴェルサイユ宮殿で一番人気の部屋がこの「鏡の回廊」。たくさんの鏡が並ぶ中に、豪華なシャンデリアが輝いていて、まさに映画の世界に出てきそうな場所です。この部屋では待ち合わせや舞踏会が行われていたそうで、ルイ16世とマリー・アントワネットの仮面舞踏会もここで開催されました。また、第一次世界大戦を終わらせた「ヴェルサイユ条約」が結ばれた場所でもあります。

混んでいて写真を撮るのが大変でしたが、一見の価値がある素晴らしい部屋でした!

ヴェルサイユ宮殿内で寝起きの儀式が行われていた王の寝室

王の寝室(La Chambre du Roi)

ここは、ルイ14世が寝起きの儀式をしていた部屋です。ヴェルサイユ宮殿がフランス革命で荒らされた後、家具のほとんどが売られてしまいましたが、今は復元されたものが展示されています。豪華なベッドに驚きましたが、こんなところで本当にぐっすり眠れたのかな?と庶民的な疑問も(笑)。

マリーアントワネットも使用していた王妃の寝室

王妃の寝室(La chambre de reine)

マリー・アントワネットも過ごした王妃の寝室は、とにかく華やか!ゴールドとピンクを基調とした部屋で、壁の模様や絵画の豪華さにうっとりです。でも一番驚いたのは、この部屋での「寝起き」や「出産」が公開されていたこと。彼女がたくさんの人に囲まれながら出産したなんて…想像するだけで心が痛みます。

ヴェルサイユ宮殿内限定商品も買える宮殿内のギフトショップ

ギフトショップ

宮殿をたっぷり見学した最後はギフトショップへ。ここでは、ヴェルサイユ限定のお土産がたくさんありました。おしゃれなデザインのノートやトートバッグなど沢山あります。

ヴェルサイユ宮殿のチケット情報

  • €24(オフシーズン:11/1 - 3/30) €24
  • €32(ピークシーズン:4/1 - 10/31) €32

その他のチケットオプション

  • 宮殿のみ: €21
  • トリアノンのみ: €12

ヴェルサイユ宮殿にはいくつかのチケットの種類があります。どこを訪れるかによってチケット料金が異なるので、予約時に確認することをおすすめします。また、食事付きの特別チケットや宮殿と離宮を行き来できる乗り物パスなどもあります。詳細は公式サイトで確認してください。 ヴェルサイユ宮殿公式サイト

ヴェルサイユ宮殿で気をつけること

広大な宮殿と庭園は観光の見どころが多い反面、人混みも多く、スリに注意が必要です。私たちが訪れた際も、スリへの注意を呼びかける音声が流れていました。背中にリュックを背負っていましたが、幸い何事もなく過ごせました。ただ、次回は前にかけられるタイプのバッグを使うつもりです。

観光中に大事な財布やIDを盗まれてしまうと旅行が台無しに。しっかりと防犯対策をして、安心して楽しみましょう!

スリ対策にも役立つジッパークリップ

スリ対策クリップ

次回の旅行にはこれをつけていく予定です!リュックやバッグに簡単につけられるので便利。

まとめ

ヴェルサイユ宮殿の豪華さには本当に圧倒されました!特に鏡の間や王妃の寝室の華やかさは見応えたっぷりでしたが、正直、わが家の子どもたち(中高生の男子)にはそこまで響かなかった様子でした(笑)。

とにかく室内が暑かったことと、さらに、各部屋で写真撮影に夢中なインフルエンサーたちが、何度もポーズを変えて時間をかけるので、そのたびに待たされることにイライラしている様子でした。私はもう少し、宮殿内を見たかったのですが、ここで断念!

次回は…

宮殿観光を終えた後、私たちは広大な庭園と静かなトリアノンエリアへ向かいました。次回の記事では、冬のヴェルサイユ庭園や、マリー・アントワネットが愛したプチ・トリアノンの魅力についてお届けします。宮殿とはまた違った雰囲気の、ゆったりとした時間を一緒に味わいましょう。ぜひお楽しみに!

アーチーズ国立公園内にある許可制のファイアリーファーニストレイルは冒険心をくすぐるトレイルです。

冬のパリ旅行記④ヴェルサイユ宮殿 庭園とトリアノン

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