コロラド州コモ、人里離れた所にポツンとある古びた家。ここはゴールドラッシュ時、1880年代から1937年まで実際の住居として使われていた建物。なんと、ここが今回のグランピング場所、ロバーツキャビンです。
グランピング、キャビンステイと聞くと、通常はキャンプ場の一つやリゾートですが、ここのロバーツキャビンは一軒のみ。周りは本当に何もない静かな場所でのグランピングです。
そんな風変わりな体験ができるグランピングがここ、ロバーツキャビンです。
ロバーツキャビンでのグランピング体験についてお伝えします!
ロバーツキャビンへの行き方

コロラド州デンバーから車で約1時間半のところにある、フェアプレイという町にこのロバーツ・キャビンはあります。デンバーからですと、市街を抜けて、285号をしばらく走ります。285号線は大きな高速道路ではありませんが、道も整備されていてるので、四駆出なくても大丈夫です。285号線でコモ(Como)まで行きます。ここからは整備されていない道、いわゆるオフロードです。ここから、キャビンまでは3マイルです。ボコボコな道を通るのでもちろんスピードは出せません、周りには何もないので、パンクしないようにゆっくり行きましょう。
ロバーツキャビン到着

夕方にキャビンに到着したので、周りが薄暗くここの駐車場を通り過ぎてしまいました。
さらにここのゲートには南京鍵がついていたので、中まで入れないと思い、ゲートの外に車を停めましたが、後で鍵の番号がメールで送られていたことに気づきました。なので、行く前には是非メールをチェックしましょう。
*また、チェックインする場所も人もいないので、全ては予約時に送られてきたメールが頼りです。 電波が悪くてメールを見れない可能性もあるので、メールのスクリーンショットを到着前に取っておきましょう。
駐車場からロバーツキャビンへ

ゲートの中まで車を停められても、キャビンへ行くには小さな橋を渡って行きます。荷物が多い場合はワゴンを持っていくと便利です。
ここでもドアの鍵はダイヤル式の南京錠。番号は事前にeメールで送られてきます。
ロバーツキャビン中の様子

キャビンは二階建てになっていて、一階はリビングルームです。ダイニングテーブルとベンチ、ソファー、暖炉がありますが、電気はなし!なので、基本、真っ暗です。 ランターン や灯りを照らす キャンプライト は必須です。我が家はキャンプ用のライトを持って行って天井に吊るしました。
キャビン中に水道はないので、水は沢山持っていきましょう。

夏に行きましたが夜は寒くなったので暖炉をつけてちょうどいい室温でした。暖炉を使う場合は来る前に薪を持参する必要があります。
電気も電波もなし。ちょうどいいデジタルデトックです。我が家はボードゲームを持ってきてファミリータイムを楽しみました。
ロバーツキャビンのベッドルーム

2階にはダブルサイズのベッドが4つあります。写真だと分かりにくいですが、もう一つは低いベッドで窓のすぐ側にあります。マットレスしかないので、シーツや毛布、寝袋などの寝具は持参しなければいけません。
このベッドですが、マットレスが沈みます。ちなみに私と夫はほぼ寝れませんでした。 荷物に余裕がある場合は、コットを持っていくのもありかと思います。

2階へ向かう階段というかほぼ梯子みたいに真っ直ぐで、手すりは片側しかないので夜は注意です。階段の裏にもう一つベッドが置いてありました。
外のアメニティ

外トイレ
ローバーツキャビンのトイレは外にありますが、浴室はありません。こういう外トイレを「アウトハウス」と呼びます。
写真でこのキャビンとトイレの距離感が伝わるといいのですが、遠いわけではないけれど、夜一人でこのトイレに行くには怖いです。ヘッドライトをつけても暗いし、道も分かりにくいので、明るいうちに場所だけでも確認しておいた方がいいです。トイレは非水洗ですが、とてもきれいでした。トイレットペーパーもちゃんと備え付けてありましが、ここは管理人さんがいないので、念の為、トイレットペーパーの持参をおすすめします。

焚き火台
キャビン前には焚き火台とベンチ、BBQグリルが置いてあります。テーブルはなかったです。近くにお店はないので、薪は事前に買って来なければいけません。コロラドも山火事がよく起きるエリアです。火の後始末用の水を持っていきましょう。
キャビン近くの観光スポット

コモ(Como)
ここは、ロバーツキャビンから8分の所にあるゴーストタウン。1800年後半から1900年代初頭のゴールドラッシュ時にデンバーサウスパーク&パシフィックレイルロード(Denver, South Park, and Pacific Railroad)の鉄道車両保管所として活躍した街、コモ。その当時の ホテル やバーなどが残っています。郵便局が併設されてあるお土産やさんがありますが、ほぼゴーストタウン。

円形機関車庫
機関車トーマスでよくみる円形機関車庫。100年以上たった今もこのコモに姿を残しています。私たちが行ったときは残念ながら中の様子を見ることは出来ませんでしたが、年に何回か車庫を見れる機会があるようなので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
まとめ
歴史的建造物でのグランピング、想像以上に周りに何もなく、こんなに静かなグランピングは初めてでした。マットレスが快適ではなかった事以外は家族全員大満足!
昔の人達が住んでいた建物の中で、電気も水道もなく、歩くと床のキシキシする音を感じながら、昔の人はこういう暮らしをしていたんだねと会話も弾み、子供達にもいい経験となりました。
お勧め持ち物
ロバーツキャビン予約サイト
ロバーツキャビンもまた大人気なサイトです。6ヶ月前から予約開始なので、早めに予約しましょう。
宿泊費:1泊$50
予約できる期間:6/1〜10/30
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「Rustic Charm: Historical Glamping at Colorado’s Roberts Cabin」への2件のフィードバック
Calling Robert’s Cabin ‘glamping’ is incredibly misleading to any online. It is in no way supposed to be glamping.
Thanks Victor for the honest feedback! We got lost in the beauty of the cabin and the architecture. With this cabin being remote and beautiful, we really enjoyed this place. Have you been to this place yet, if not you should!