【アメリカ週末旅行におすすめ】ニューメキシコ・サンタフェ観光ガイド

ニューメキシコ州サンタフェの風情ある路地裏マーケットを歩く旅行者。カウスカル、チリリースター、手作りのお土産が並ぶ、サンタフェで訪れたい穴場スポット。
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「サンタフェ」と聞いて、日本では多くの人が宮沢りえさんの写真集を思い出すかもしれません。当時、その独特な世界観と異国情緒あふれる景色で、多くの人に“サンタフェ”という街の名前が知られるようになりました。サンタフェはアメリカの中でもちょっと特別で、アドビ建築が並ぶ街並みはまるで異国にいるような気分。アートや歴史が息づいていて、のんびり散歩するだけでも楽しい場所です。今回は、アメリカ在住の私たち家族が、週末旅行で実際に訪れたニューメキシコ州サンタフェの魅力を、家族目線でご紹介します。「どこか違う雰囲気を味わいたい」「アートや文化にふれる旅がしたい」そんな方におすすめの街です!

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サンタフェってどんな街?

サンタフェは、アメリカで最も歴史のある州都であり、ニューメキシコ州の標高約2,100mに位置する高地の街です。

街を歩いていてまず印象的なのは、建物の景観。すべてアドビ(Adobe)と呼ばれる土壁風の茶色い建物で統一されていて、その独特な雰囲気に心を奪われます。まるで映画のセットの中を歩いているような気分になります。

ダウンタウンはこぢんまりとしていて、徒歩でも十分に楽しめるのが嬉しいところ。道を歩くだけで、アートギャラリーやユニークなショップ、歴史ある建物が次々に現れます。どこを歩いても、ネイティブアメリカンとスペインの文化が自然に溶け込んでいて、他のアメリカの街ではなかなか味わえない雰囲気です。

自然、歴史、アートが絶妙に融合していて、落ち着きながらも刺激のある旅が楽しめました。大人にとっても子どもにとっても、ゆったりとした時間を過ごせる、家族旅行にぴったりの場所だと思います。

サンタフェってどこ? どうやって行くの?

  • サンタフェ空港もありますが、規模が小さいため、ほとんどの人はニューメキシコ州にある アルバカーキ国際空港(Albuquerque International Sunport) を利用します。そこから車で約1時間の距離です。
  • コロラド州デンバーからサンタフェまでは車で約6時間。ロードトリップのルートに組み込むのもおすすめです。

家族で楽しめるサンタフェ観光スポット

サンタフェが初めての方も、何度か訪れたことがある方も、ぜひチェックしてほしいおすすめの場所をまとめました。子どもと一緒に楽しめるスポットもたくさんあるので、家族旅行にもぴったりです!

歴史あるサンタフェ・プラザの屋根付き歩道で、先住民アーティストたちが手作りのネイティブアメリカンジュエリーを販売している様子。本物のローカル文化に触れられる、サンタフェ観光の定番スポット。

1. サンタフェ・プラザ(Santa Fe Plaza)

街の中心となる広場で、地元の人も観光客も集まるスポット。ネイティブアメリカンの人々が手作りのジュエリーを並べていたり、ミュージシャンのライブがあったりと、文化を肌で感じられる空間です。トイレも完備されていて、子連れでも安心。

ニューメキシコ州サンタフェの歴史地区にあるカテドラル・バシリカ・セントフランシス教会の正面。ロマネスク様式の建築と旗が印象的な定番観光スポット

2. 歴史ある教会と建築をめぐる

サンタフェは歴史の深い街で、教会や建築物は街の象徴的な存在です。どのスポットもサンタフェ・プラザから徒歩圏内にあるので、歩いてゆっくり巡るのにぴったりです。

ニューメキシコ州サンタフェにあるアメリカ最古の教会、サン・ミゲル礼拝堂の正面。アドビ建築と木造の鐘楼が夏空に映える歴史的スポット

サン・ミゲル教会(San Miguel Chapel):

アメリカで最も古い教会とされていて、実際に鐘を鳴らすこともできます。子どもたちにも人気のスポットです。

ニューメキシコ州サンタフェにあるアメリカ最古の家。保存されたアドビ壁とターコイズの扉が特徴の南西部らしい伝統的建築で、周辺には他の歴史的スポットも点在

オールデスト・ハウス・ミュージアム(Oldest House Museum)

サン・ミゲル教会のすぐ隣にある、サンタフェの初期の暮らしを垣間見られる小さな博物館です。私たちが訪れた日は閉館していて中に入れませんでした。日曜日に行く予定の方は、事前に開館時間をチェックするのがおすすめです。

ニューメキシコ州サンタフェのロレット礼拝堂にある奇跡の螺旋階段。支柱が見えない独特な構造と職人技で知られる、サンタフェの必見歴史スポット

ロレッタ礼拝堂(Loretto Chapel)

「奇跡の階段」と呼ばれるらせん階段で有名な美しい礼拝堂です。入場料はかかりますが、建築の美しさとその背景にあるストーリーは一見の価値ありです。

サンタフェをもっとじっくり楽しみたい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。現地ガイド付きのツアーなら、観光ガイドには載っていないような穴場スポットや、サンタフェの文化をより深く知ることができます。気になる方は、ぜひ ツアーや現地ガイド(英語) をチェックしてみてください。

ニューメキシコ州サンタフェのキャニオン・ロード。アドビ様式の建物と砂漠の植物、晴天の青空が広がるアートと歴史の通り

3. キャニオン・ロード(Canyon Road)

100以上のアートギャラリーが立ち並ぶ、 キャニオンロード。アート好きにはたまらないエリア。子ども向けのアート体験や、アーティストが気軽に話しかけてくれることも。秋に行われる 「Paint and Sculpt Out 」 イベントはとても人気です。

4. ミャオウルフ( Meow Wolf )

サンタフェで今大人気の体験型アート施設 「ミャオウルフ(Meow Wolf)」 ただ見るだけの美術館ではなく、自分でドアを開けたり、触ったり、迷路のような空間を歩きながらアートの世界に入り込んでいくような仕掛けがいっぱい!まるで異世界に迷い込んだような感覚で、子どもも大人もワクワクしっぱなし。遊び感覚でアートを楽しめる、新感覚のスポットです。※今回は時間がなく行けなかったので、次回のリスト入り!

事前予約必須です!

ニューメキシコ州サンタフェにあるカカワ・チョコレート・ハウスの外観。アドビ建築にターコイズのアクセントが映える、地元の味を楽しめる人気スポット

カカワ・チョコレート・ハウス

カカワ・チョコレート・ハウスはチョコレート好きなら外せない名店。今回は暑かったのでアイスクリームを選びましたが、名物のホットチョコレートフライトは次回ぜひ挑戦したい!

家族で楽しむ!サンタフェならではのユニークな体験

  • ローカルのギャラリーや美術館で、親子 アートワークショップ - に参加。絵を描いたり、クラフト体験をしたり。旅の思い出にぴったりです。
  • 日帰り旅行 タオス・プエブロへ:今も人々が暮らしているネイティブアメリカンの村で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。伝統的な建築や文化にふれる貴重な体験ができます。
アーチーズ国立公園内にある許可制のファイアリーファーニストレイルは冒険心をくすぐるトレイルです。

サンタフェでおすすめのカフェ&レストラン

ニューメキシコ州サンタフェにあるラ・フォンダ・オン・ザ・プラザの館内。スペイン風の伝統的な装飾、手作りの木製家具、宗教アートが特徴で、ミャオウルフや歴史地区観光にも便利な人気宿泊先

ラ・プラズエラ アット ラ・フォンダ(La Plazuela at La Fonda)

歴史あるホテル La Fonda on the Plaza の中にある、美しい雰囲気のレストラン ラ・プラズエラ アット ラ・フォンダ(La Plazuela at La Fonda)はちょっと高級感がありますが、家族連れでも入りやすいカジュアルさもあり、とても快適でした。おすすめはテーブルサイド・ワカモレ。目の前でアボカドをつぶして作ってくれるので、子どもたちも興味津々!見るのも楽しくて、味も大満足でした。ゆっくりとしたランチや、ちょっと特別なディナーにぴったりのお店です。

ニューメキシコ州サンタフェにあるフレンチ・ペストリー・ショップの店内。ヨーロッパ風の趣ある雰囲気と新鮮なペストリーが並ぶ、朝食やブランチにぴったりの居心地の良いカフェ

フレンチペストリーショップ & レストラン(French Pastry Shop & Restaurant)

こちらもラ・フォンダホテルの中にある、気軽に立ち寄れる小さなカフェ、 フレンチペストリーショップ & レストラン(French Pastry Shop & Restaurant)は朝食やおやつタイムにぴったりで、私たちはペストリーとコーヒーを楽しみました。店内はとても居心地が良く、落ち着いた雰囲気が魅力。ホテルの外からもアクセスできるので、街歩きの途中で立ち寄るのにも便利でした。

ニューメキシコ州サンタフェのカカワ・チョコレート・ハウス店内で、手作りチョコレートやエリクサーを楽しむ来店客たち。温かみのある素朴な空間で、地元のユニークな味を楽しめるおすすめスポット

Kakawa Chocolate House(カカワ・チョコレート・ハウス)

(※何度も紹介したくなるほどの美味しさです!)チョコレート好きには絶対おすすめしたいお店。特に有名なのが、歴史的レシピを再現したホットチョコレート。ただ、私たちが訪れた日はとても暑かったので、アイスクリームを選びました。これも絶品でした!実はクーラーボックスを持っていたのに使い忘れてしまって、チョコレートを買って帰れなかったのが心残りです…。なので、暑い季節に行く方は、ぜひクーラーボックスを持参して、忘れずに使ってくださいね!

サンタフェのおすすホテル

ダウンタウン&その周辺のホテル

わが家は、旅の目的や予算に合わせてサンタフェのいくつかのホテルに滞在したことがあります。

ニューメキシコ州サンタフェにあるラ・フォンダ・オン・ザ・プラザの館内。スペイン風の伝統的な装飾、手作りの木製家具、宗教アートが特徴で、ミャオウルフや歴史地区観光にも便利な人気宿泊先

ラ・フォンダ・オン・ザ・プラザ(La Fonda on the Plaza)

ダウンタウンの中心部にある歴史あるホテルで、街の主要スポットに歩いて行ける便利な立地です。

ニューメキシコ州サンタフェのイン&スパ・アット・ロレットのアドビ様式の外観。多層構造が印象的で、歴史地区や人気観光スポットにも近い静かな南西部の雰囲気が魅力

イン&スパ・アット・ロレッタ(Inn & Spa at Loretto)

アドビ建築の外観がひときわ目を引く、とてもサンタフェらしい雰囲気のホテルです。ロレッタ礼拝堂のすぐ隣にあり、プラザまでも徒歩数分と立地も抜群。さらにプールもあるので、ファミリーにもぴったりなホテルだと思います。次回サンタフェを訪れるときには、ぜひ泊まってみたい憧れのホテルのひとつです。

ニューメキシコ州サンタフェのヒルトン・サンタフェのロビー。南西部スタイルの木製梁、暖炉、くつろげるソファがあり、ミャオウルフや人気観光地巡りの拠点にぴったり

ヒルトン・サンタフェ・ヒストリック・プラザ(Hilton Santa Fe Historic Plaza)

ダウンタウンの中心というわけではありませんが、プラザまで徒歩でアクセス可能でとても便利。落ち着いた雰囲気があり、街歩きにもぴったり。私はこのホテルの雰囲気がとても気に入りました。

ヒルトン・バッファローサンダー(Hilton Santa Fe Buffalo Thunder)

プールが大好きな子どもたちにおすすめのホテル。家族向けのアクティビティも充実しています。

ニューメキシコ州サンタフェのハイアット・プレイスの広々としたキングルーム。モダンな設備、ワークデスク、暖かみのある照明が揃い、ミャオウルフや人気観光スポット巡りに最適な宿泊先

ハイアット・プレイス・サンタフェ(Hyatt Place Santa Fe)

今回はこちらに宿泊しました。清潔でファミリー向け、朝食付きなのも嬉しいポイントです。ただし、ダウンタウンまでは車で約15分かかるので、車が必要です。

駐車場アドバイス: サンタフェは特に週末は混雑します。ダウンタウン外のホテルに滞在する場合は、早めの到着がおすすめです。

サンタフェ近郊のハイアット・リージェンシー・タマヤ・リゾートの広々としたロビー。南西部の建築様式、素朴な木の梁、アドビ風の温かみある装飾が魅力で、サンタフェ観光やミャオウルフ訪問にも最適な滞在先

ハイアットリージェンシー・タマヤ・リゾート(Hyatt Regency Tamaya Resort)

サンタフェから車で約1時間の場所にあるこのリゾートにも滞在しました。観光の後にゆっくり過ごしたい方にぴったりで、スパ、プール、文化体験プログラムなどが充実。広々とした敷地で、子どもたちものびのび過ごせました。まさに「旅の中のプチ休暇」でした。

サンタフェ近郊の温泉リゾート

温泉が好きな方には、サンタフェから車で行ける癒しの温泉リゾートもおすすめです。今回は行けませんでしたが、次回の旅ではぜひ訪れたいと思っています。

オホ・サンタフェ(Ojo Santa Fe Spa Resort)

サンタフェ中心部から車で30分弱の場所にある、静かでリラックスできる温泉スパリゾート。屋外の温泉プール、サウナ、スパトリートメントなどが揃っており、日常を忘れて癒されるひとときが過ごせます。今回は残念ながら満室で予約が取れませんでした。特に繁忙期は早めの予約が安心です。

なお、13歳未満の子どもは宿泊は可能ですが、温泉エリアの利用はできません。小さなお子さん連れの方はご注意ください。

テン・サウザンド・ウェーブス(Ten Thousand Waves)

「ここは日本?」と感じるような、旅館スタイルの温泉宿。サンタフェの山の中にあり、和の空間で贅沢な時間を過ごせます。大人向けの静かな雰囲気なので、カップル旅行やひとり旅、癒しのスパデーにぴったり。子ども連れにはあまり向かないかもしれませんが、特別なご褒美旅におすすめです。

アドバイス: これらの温泉リゾートは人気のため、週末や休暇シーズンは早めの予約が必須です。

ベストシーズンは?

5〜6月、9〜10月が最も過ごしやすくおすすめ。夏は日中が暑く、冬は雪景色が美しいものの寒さ対策必須です。標高が高いため、水分補給を忘れずに!

サンタフェに関するよくある質問

サンタフェを1日で楽しむなら?

ダウンタウンを中心に回るのがおすすめです。プラザ周辺を散策し、いくつかのギャラリーを見て、ランチはLa Plazuelaで。時間があれば、Meow Wolfや地元の美術館もぜひ立ち寄ってみてください。

サンタフェで歩いて楽しめるエリアは?

サンタフェのダウンタウンはとても歩きやすいエリアです。プラザからキャニオン・ロード、歴史的な教会や博物館まですべて徒歩圏内にあり、街歩きが好きな方にぴったりです。

まとめ

アートが好きな人も、歴史や建築に興味がある人も、自然や温泉で癒されたい人も—。サンタフェは、それぞれの「好き」がきっと見つかる街です。街全体が美術館のようで、どこを歩いても絵になる風景。教会や美術館を巡る時間も、地元のカフェでのんびり過ごす時間も、すべてが特別な思い出になります。観光地がコンパクトにまとまっているので、家族旅行や週末旅行にもぴったり。ロードトリップの途中にふらっと立ち寄りでも楽しめます。旅をすると、誰かの価値観にふれたり、自分自身を見つめ直したりする瞬間があります。サンタフェには、そんな「旅の醍醐味」がつまっているのかもしれません。

標高2,100mのこの街で、あなたもぜひ、ホットチョコレートを片手に、アートな街を散策してみてください。

もっと旅したくなる!おすすめの次の行き先はこちら

入ってすぐに目立つ悠々たるオペラ座の階段

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